宇宙ヤバイ

◆公開中の映画ゼロ・グラビティを観てきました。
オトナファミだったかなんだかの雑誌に記事が載ってて気になってたんだよね。
で、観た後の感想は宇宙ヤバイの一言に尽きますわ。
あまり宇宙での船外活動が焦点に当てられる作品ってのはないし、他の宇宙空間が出る作品でも何も問題ない感じに描かれてるのが多いと思うんだけど、やっぱ無重力って怖いわ。
酸素がなくなることとかよりも何らかの作用を発生させないとどこまでも等速で飛んで行くってのが恐怖だよ。
何でもそうだけど、自分だけではどうすることも出来ない状況ってのは嫌だねぇ。同じ状況に陥ったことを考えただけで震えるわ。飛行機から落下とかなら死んじゃうけど、そのうち地面にぶつかるってわかる。でも、宇宙だと無限に飛んで行くもんね。周りは暗黒だし。
そんなわけでウチの一番の恐怖ポイントは序盤にストーン博士がデブリ衝突で吹っ飛ばされるところです。ガチでアカン。
当然序盤以外にもジェットパックだけでISSに飛んで行ったりだとか、ソユーズに燃料がなくて移動できなかったりだとか災難が続くわけだけど、とにかく船外活動が終始ハラハラドキドキですわ。
エアロックを解除するときにドアがバコーンと勢いよく開くとことかね。あの勢いでそのまま吹っ飛ばされてもおかしくないから困る。


この映画の特徴なのか結構頻繁に主観視点になるときがあるんですけど、3Dと相まってこれがまた臨場感に拍車をかけるんですよね。陳腐な感想ですけど、実際にアトラクションを体感してるような気になるよ。3D作品ってこれで観たのまだ2作目なんだけど、スゴイね。めっちゃ飛び出ますよって主張してるタイプじゃないだけど、演出方法が良いのか空間を感じます。
後、ホントに無重力空間で撮影したかのような撮影技術すごすぎ。パンフレットにその点がいろいろ書いてあったけど、実際にメイキング映像を観てみたねぇ。人はワイヤーを12本だか使ってウンタラらしいが、周囲に浮いてた工具とかはどう撮影したんだろう。


話の展開としてはシンプル極まりないんで特に思うこととかはない。映像がスゴイだけの内容がない映画なんて感想もあるみたいだけど、まぁ間違っちゃいないよね。
個人的に一番の不満点は音楽だったりするんだけど。てっきりほとんど無音でいくもんだと思ってたんだが、いやはや主張が結構激しくてね。宇宙空間ってだけで十分ドキドキできるんで、音で煽らなくてもいいと思うんだがなぁ。


まぁ、大したこと書いてないけど、とても面白い映画でした。これはパシフィック・リムに続いて映画館で観てよかったと思える映画だな。映像がスゴイからこそ大きい画面で観よう。3Dで観た方が良い映画だから映画館に行こう。


映画館での楽しみの一つが本編が始まる前の予告映像。
気になったのはプリズナーズって作品。娘の誘拐の容疑をかけられている男に対しその無麺の父親が暴走して容疑者をアババしていく話なのかな。ちょっと気になるから、覚えておこう。
あとはスタローンとシュワルツェネッガーの大脱出。脱獄不可能な監獄からの脱出って話みたいでコッソリ進行系かなー?とタイトルだけ観て思ったんだが、そこは主演二人組である。普通に機関銃をドカドカ撃ってて草不可避ですわ。まぁ、でもこれは映画館で観るこたぁないだろうな( ´_ゝ`)